埼玉県さいたま市浦和区にあるのはJR東日本の浦和駅。同県内で最も古くに開業された鉄道駅の1つで、現在は京浜東北線、宇都宮線・高崎線、湘南新宿ラインが乗り入れています。発車メロディのひとつに地元のプロサッカークラブである浦和レッズのクラブ公式応援歌「Keep On Rising」を使用しています。熱狂的なファンが多いことでも知られる浦和レッズの本拠地の一つである駒場スタジアムの最寄り駅でもあるため、駒場スタジアムでレッズの試合が行われる日は多数の乗客が乗降し、駅とスタジアムの間は直行臨時バスが延べ何十台も発車します。また浦和レッズ戦以外を含めて埼玉スタジアム2002で試合が行われる日でも、埼玉スタジアム行の直行臨時バスが発車するサッカーファンにはおなじみの駅です。県庁や市役所などの行政機関、伊勢丹などの商業施設がある駅の西口側は以前からにぎやかなエリアでしたが、近年では東口側でも再開発事業が進み、複合商業施設が誕生するなど、益々活気を帯びています。浦和の名物といえば、江戸時代に中山道の旅人に人気を博したのが発祥と言われる鰻。時代の流れと共に地場うなぎこそ姿を消したものの、現在も浦和のうなぎは地元グルメの代表格です。駅から徒歩圏内の調神社にある狛犬ならぬコマウサギは有名です。「アンパンマン」でお馴染み、漫画家のやなせたかしさん作、うなぎをモチーフにしたご当地キャラ「浦和うなこちゃん」像が駅西口に建ち、訪れる人々を迎えています。